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RECARO SR-6とSR-7は、RECAROシートの原点とも言える"SR"(スポーツリクライニングシート)の称号を継承している。

RECAROの前身でもあるロイター社は、自動車が発明された当時から50年以上もの間、欧州を中心としたさまざまな自動車メーカーのボディおよび内装を手掛けていた。そこには、今でも親しみあるフォルクスワーゲンのビートルやポルシェ911などが含まれていた。ロイター社は、早くから自動車用シートの重要性を考え、社名をRECAROに変更したのち、今日の自動車用シートの基礎となる構造、機能、性能を発明した。ヘッドレストやサイドサポート、ランバーサポートなどがそれである。RECAROは、分割式のヘッドレスト、背もたれと座面のサイドサポートなどを有する自動車用シートを"スポーツシート"と名付けた。

俗に言うバケットシート(バケツのようなシート)とは、こうした機能を有する全体のフォルムからそう呼ばれるようになった。スポーツシート=バケットシートには、リクライニング機能をもたない一体型のものと背もたれと座面が分割されてリクライニングするものの2種類が含まれた。このリクライニング機能を有するスポーツシート。この系譜を継承したのがRECAROスポーツシートのスタンダード"SR"の称号である。

当時は、一般的な自動車用シートにさまざまな機能が追加されたスポーツシートは高スペックなものであると認識されていた。構造的にも機能的にも、スポーツドライビングができるシートというのは、安全性・快適性が高いものだと認識された。そこから時代の変化と共に、安全性や快適性への要求が高まり、素材・構造・機能・性能が著しく進化を遂げていった。

クルマの運転を純粋に楽しむためのシート。軽快なハンドリングとクルマのきびきびした走りをリニアに感じることができるシート。運転する姿勢をシート全体で包み込むようにホールドしてくれるシート。もっとも純粋でシンプルなもの。それがスポーツシートの定義であり、SRの称号をもつRECAROシートの受け継がれるべきDNAである。

SR-7は、幅広い車種、さまざな体型の方々、スポーツドライビングからロングドライブまでのさまざまな用途。多くの方に愛される万能型のモデルをコンセプトにもつ。デザインも"Timeless design"(飽きのこないデザイン)を目指した。ゆえに2009年の発売から14年が経った今も、そのデザインがけして古くなることはない。RECAROスポーツシートの代名詞である。

変わるべきもの。変わらず継承していくべきもの。法規的な要件、生産技術や素材技術の変化に合わせた進化。その進化を遂げつつも、創業から変わらずRECAROスポーツシートのスタンダードとして継承すべきもの。"SR"の称号は、その象徴である。SRは、純然たるRECAROのDNAを体感することができるFirst Seatである。


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