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New LX-F 発売開始(2026年4月)。RECAROコンフォートシートのスタンダード "LX-F" (セカンド・ジェネレーション) が新たなスタイリングで発表された。"Standard Slim Fit" というデザイン・コンセプトのとおり、New LX-Fのファーストインプレッションは振り切った「スリムなデザイン」だと感じる。RECAROのコンフォートシートシリーズにラインアップされている "RCS" のリクライニング・モデルのようでもある。創業から120年の歴史をもつRECAROには、独自のシート哲学が存在する。デザインはクルマのシートに求められる機能の追求からなるというのもそのひとつである。New LX-Fのシルエットが求めた機能とは何か。

まずは、RECAROがもっとも大切にする「着座性能」である。肩・肩甲骨周辺から背中の中心につながるウレタンフォームが逆三角形の面形状でデザインされている。人間の身体をトレースするシルエットとすることで、運転中の背中全体の接地面を高めている。背中をしっかりとシート全体に預けられるように進化している(旧LX-F比)。ステアリングを握る腕や肩のストレスも軽減されるであろう。さらにNew LX-Fには、シートの深さ(長さ)を調節する "シート深さ調節" の機能が追加された。この機能により小柄な方から高身長の方まで幅広く適応することができるようになった。シートクッションのデフォルトの深さは、旧LX-F比で-20mmからスタートする。つまり旧LX-Fと比べて、さらに小柄な方でも快適に着座することができる。そこから "シート深さ調節" 機能でシートクッションの長さを+60mm延長することができる。つまり旧LX-Fよりも+40mm深くできるようになった。ハイエースやミニバン、最近ではキャンピングカー仕様にも人気が高まっているLX-Fモデルである。長距離運転ともなるとパートナーの方と運転を交代する機会もあるだろう。そうした時に、身長差のある方でも快適に運転することができるとなる。骨盤が収まるシートクッションの奥部と "シート深さ機能" の先端部(RECAROではサイサポートという)のウレタンフォームの硬度が異なる(サイサポートがやわらかめ)ことから、膝裏の圧迫感も軽減される。LX-Fが好まれるお客様のライフスタイルを鑑みて、より快適性を追求しているのである。

つぎは、多様化する車種への「マッチング」である。代表的な例をひとつあげるとするとハイエース。仕事からプライベートから、幅広い層に人気のハイエース。ハイエースのシートを交換する際、「疲れないシート」と「着座位置」という2点が課題となる。疲れないシートというのは、言うまでもなくRECAROシートにすることで劇的に改善される。着座位置という点も、すでに改良されたRECAROの純正ベースフレームで改善されている。もうひとつハイエースの課題は、内装との干渉である。Bピラーとルーフとの干渉にある。ショルダーサポートの削ぎ落とされたシルエットやシートの横幅をスリム化(バックレストで-40mm。シートクッションで-10mm)とすることで、干渉を緩和している。またフロア取付位置からヘッドレスト上部までのシートの高さを-30mmとすることで、シート前後スライドが一番後ろまで下がるようになった(特に助手席側)。マッチングの精度を高めることで、使い勝手の良さ(=快適性)を高めている。

着座性能とクルマへのマッチング。このふたつの「機能」を追求した結果、生まれたのがStandard Slim Fitというデザイン・コンセプトをもつNew LX-F(セカンド・ジェネレーション)である。


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