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国産車・輸入車を問わず、より多くの車種にマッチングするためにコンパクトな全体フォルムをコンセプトとしていたRS-G。よりストリートユースを重視したRSSもそのコンセプトは継承している。一方で、やや体格の良い方でも選択できるサイズの要望も多くあった。ただこれまで頑なにワンサイズを貫いてきたRECARO JAPANには、確かな理由があった。シートのシェルサイズを大きくしてしまうと、特に日本のような軽自動車やコンパクトなクルマが多く利用されている場合、車によって内装との干渉が避けられず適合しないものが増えてしまう。実際のものに座ることなく、実際にそれぞれのクルマに装着することなく、ラージサイズを選択する難しさというのをカスタマー目線で避けてきたのだった。それでも昨今、シートのラージサイズという要望が増えているのは事実。慎重な姿勢を貫いてきたRECARO JAPANであったが、ストリートユースというコンセプトに従い、スポーツドライビングと運転時の快適性を両立すべく、RSSモデルにおいてラージサイズを解禁した。
RSSでは、過去に実績あるラージサイズのフルバケットシートのモデル(Pole Positionなど)をベースに “ラージサイズ” のバリエーションをラインアップ。シート全体の最大幅は15mm増。しかし臀部の着座面側の内寸で40mm増となっている。
さらにシェル全体のサイズが大きくなることでシートベルトのバックルとシート側の干渉が生じるため、その緩和策として接触付近のシェル形状幅を片側10mmづつ狭めている。
待望のラージサイズ。RSSでラインアップ。