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Motorsport

2023年12月、RECAROはWilliams Racing(ウィリアムズ・レーシング)が運営するe-motorsportsのためのWilliams Esports部門とパートナー契約を締結。今後、Williams Esportsが推進していくレーシングシミュレーターの活動をサポートしていく。

Williams Racingの祖となるフランク・ウィリアムズは、1969年にFormula 1に初参戦をすると1976年までの間、イタリアのスポーツカーメーカーである「デ・トマソ」やフランスの石油会社「モチュール」、イタリアの玩具メーカー「ポリトイ」、マールボロを所有した「フィリップ・モーリス社」など、多くの企業から資金的な援助を受けながら、レース活動を継続した。1976年にカナダの石油王ウォルター・ウルフに買収されたのち、フランク・ウィリアムズは、翌1977年にウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリングを設立。この会社が現在のWilliams Racingとなる。Williams Racingは、1970年代に誕生したコンストラクターとしては最も成功を収め、過去にドライバーズタイトル7回、コンストラクターズタイトル9回を獲得している。過去には、ホンダやルノー、BMW、トヨタ、そしてメルセデスといった自動車メーカーと提携しながらF1の活動を続けてきた。

そのWilliams Racingが、アセットコルサのシミュレーション筐体を使用してe-motorsportsの活動を推進している。Williams Gaming Clubを設立し、F1レースと連動したバーチャルな世界で繰り広げられるF1公認レースを開催している。

そのWilliams RacingのWilliams EsportsとRECAROは、パートナー契約を締結。Williams Esportsが使用するPlayseat Motorsport SIM Chassis(プレイシート モータースポーツ シミュレーター筐体)にRECAROのPRO RACERをベースとした特別モデルが採用されることになった。Williams Racingは、WilliamsとRECAROというふたつの世界的ブランドによるパートナー契約がe-motorsportsの世界の今後の普及に大きな役割を果たすと期待している。


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