CHANGE YOUR SEATシートが変わればクルマも変わる

Motorsport

発足から5年目を迎えるRECARO RACING TEAM。これまでは、TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZ Cup(以前は86/BRZ Race)のプロクラスのみへのエントリーであった。プロクラスには、最低でも2台。最大で5台のエントリーという実績もある。今年、2023年は、プロクラスへのエントリーは1台のみとなる。ドライバーはあの小暮卓史選手だ。

となると2023年のRECARO RACING TEAMは、1台のみの活動になるのか。2023年は、活動の幅を広げていくことになる。発足以来、合同チームという形でレース活動の一部を共有してきたKOTA RACINGのジェントルマンドライバーが、正式にRECARO RACING TEAMに加入し、このチームからGR86/BRZ Cupのクラブマンシリーズに参戦することとなった。

ドライバーは、舩井選手、江原選手、酒井選手の3名である。江原選手はフル参戦。舩井選手は、オートポリスと十勝の2戦を欠場。欠場する舩井選手に変わって酒井選手が出場する。この3名のジェントルマンドライバーは、プロドライバー佐々木孝太選手のコーチングを長年受けてきた。そして佐々木選手もRECARO RACING TEAMからこのワンメイクレースに参戦しながら、ジェントルマンドライバーのコーチングも携わってきたので、必然的にRECARO RACING TEAMとジェントルマンドライバーは共に活動する機会が多かった。

2023年は、この3名がRECARO RACING TEAMのジェントルマンドライバーとなる。このチームは、レースで強さを発揮し、結果を求めて邁進することが本来の目的ではない。当然、レースをする以上、勝利を目指し、チームを強くしていくことは変わらない。ただそれ以上に「モータースポーツを学ぶ」ということが最も重要なミッションである。モータースポーツと言えば、プロのドライバー、プロのスタッフから学ことが山ほどあって、チームとしてもまだまだ先がある。同時に、プロではない方。プロではないけれどモータースポーツに挑戦している人。モータースポーツを楽しんでいる人。そういう方々から学ぶべきことも多いはずだ。RECAROシートを使用されている方のほとんどが、モータースポーツではなく、日々の生活でクルマを利用されている方である。プロではなく、一般の方々である。アマチュアでもあるジェントルマンドライバーの方々が、なぜモータースポーツに挑戦しているのか、どのようにモータースポーツを楽しんでいるのか、普段はどのようなクルマでどのようなライフスタイルを過ごしているのか。モータースポーツを通じて多くのことを学ぶ。それには、ジェントルマンドライバーの方々と共にモータースポーツをするのが一番である。その輪が、活動が、広がっていくのが理想である。

「このワンメイクレースは、他のカテゴリーよりも台数が多い、他のクルマと距離が近い。レースが楽しい。普段、仕事のストレスとか、忙しさとかを抱えていて、サーキットを走るとすごく気持ちが良い。唯一の楽しみでもある」

「RECAROと言えばずっと憧れのシートだった。RECAROという名前だけでもすごいけれど、やっぱりシートがすごい。疲れない。レースで使っているシートは、ホールド性も剛性も全然違う。安心だし、安全だと思う。RECAROのカラーリングで、RECAROのレーシングスーツを着てレースができること。本当にしあわせです」

モータースポーツという特別な場所、特殊な環境で、シートに求められる性能を学び、日々の生活で使用されるシートに良い部分もフィードバックする。遠回りのようでもとても重要なこと。
この環境・機会に感謝しながらより良いシート。多くの人に親しまれるブランドRECAROへの深化を目指している。


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