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Motorsport

GR86/BRZ Cup 第2大会 スポーツランド菅生 決勝。

4台のSUBARU BRZでGR86/BRZ Cupプロクラスに参戦するRECARO RACING TEAM。第2大会が開催されたスポーツランド菅生での予選結果は、909号車の小暮卓史選手が16位。906号車の佐々木孝太選手が17位。987号車の久保凛太郎選手が18位。988号車の井口卓人選手が24位。チーム最上位の小暮選手でも予選ポールポジションを獲得した近藤翼選手のタイムから2秒近く遅いタイム結果となった。GR86/BRZ Cupは、前身の86/BRZ Raceより年8戦で開催されてきた。新型車に変わり大会名称もGR86/BRZ Cupとなった初年度の今年は、開幕スタートが遅く年5戦しかない。その中で、RECARO RACING TEAMとしては、この第2大会スポーツランド菅生で結果が欲しいところであった。ウェットコンディションとなった予選はチームにとってとても厳しい結果を生んだ。

それでもチームは、ドライコンディションが予想される翌日の決勝レースに向けて最大限できることを話し合い準備した。いよいよ決勝スタート。オーバーテイクがしづらいとされる菅生がゆえにスタート直後の1コーナーでは激しいポジション争いとなった。16位〜18位まで並んだRECARO RACING TEAMの3台も1歩も譲らず1コーナーを駆け抜けまずまずのスタートに見えた。しかしながら序盤で909号車の小暮選手がタイヤトラブルでリタイア。レース中盤で906号車の佐々木選手が接触トラブルでリタイア。4台のうち2台もリタイアという結果となってしまった。18番手スタートから久保選手は、得意の決勝レースでの追い上げをこの菅生でも発揮し、ポジションを8つあげて11位でフィニッシュした。予選では思うようなタイムを刻めなかった 988号車の井口選手も24位スタートから15位まで順位をあげてフィニッシュした。共に驚異的な追い上げでレースをまとめた。

コンディションが難しくなってしまった予選。不運も重なった決勝。この結果がチーム力とは言い難いが、それでも結果は結果。期待していた結果とは程遠いものとなった。2021年で悔しい想いを重ねたこの菅生。チームにとっては鬼門なのだろうか。事前テストもレースウィークの状態もけしてチームとしては悪くはなかった。ブレーキやサスペンションのテストも行い、チームとしていろいろな可能性を考えながら、チームスタッフ含め強い想いで精一杯の準備をした。それでもまだまだ足りないものがたくさんあると痛感した。

次の十勝へ。チームとして強くなるために。もっと強い気持ちで。


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