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Motorsport

2022年 GR86/BRZ Cup 第2大会 スポーツランド菅生 予選。ウェットコンディション。

チームの羅針盤となって安定した走りでタイムを刻む988号車の井口選手。走行タイムは順調もマシンの最終セッティングに迷いを消せない909号車の小暮選手。開幕富士レース上位入賞から続く好調を感じさせる906号車の佐々木選手。そしてこのレースからBRZのネガティブな特性に苦しむも何とか戦えるセッティングを必死に探し続ける987号車の久保選手。レースウィークに入ってそれぞれが自身のドライビング、マシンの状態、サーキットのコンディションなどに対峙して予選に向けた準備を進めていく。チームとしても確実に機能しはじめた雰囲気がある。ただ難しいのは天候であった。レースウィーク、予選、決勝と天候が不安定だ。ドライか、ウェットか。予想することも準備することも難しい日々が続いた。開幕戦富士のウェットコンディションで好調だったダンロップタイヤ。逆に富士のウェットでは厳しい状況だったブリヂストンタイヤ。菅生でのウェットコンディションでは両タイヤメーカーに加えてネクセンタイヤの勢いも感じる。タイヤと天候や路面コンディションとのマッチングも重要になってくる。あらゆる変化を想定しながら迎えた予選。RECARO RACING TEAM 4年間の集大成。

8月20日土曜日。プロクラス予選の開始時間へと近づくにつれて天候はますます不安定さを増していく。かろうじて曇り。いよいよ全車ピットレーンで待機。予選開始となると雨が降り始める前のタイムアタック開始を狙って全車が競ってコースインした。しかし残念ながらコースインと同時に激しく雨が降り始めた。それでも路面コンディションが悪化する前にどのマシンもベストタイムを狙ってタイムアタックを続けた。やがてコースアウトしたマシンによって赤旗中断となった。全車ピットインで待機。それから難しいコンディションのまま予選再開。RECARO RACING TEAMの4台も予選時間ギリギリまでタイムアタックを続けた。

結果、上位につけることはかなわず厳しい予選結果に終わった。難しいコンディションはどのチーム、どのマシンにも同条件であった。その中でチームとして対応できなかった点が結果につながった。
ただドライバーもメカニックも、チームも確実に成長している。チームが強くなれる道を進んでいる。この予選結果を踏まえて、あとは4人のドライバーを信じて決勝へ。


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