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Motorsport

2013年より開催された「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」。国内屈指のプロドライバーが参戦するプロフェッショナルシリーズとジェントルマンドライバーのみが参加可能なクラブマンシリーズの2クラスに分かれている。プロクラスには、スーパーGT500を引退したベテランドライバーや現役ドライバー、他のカテゴリーで活躍する現役ドライバー、ワンメイクを知り尽したドライバーからプロドライバーに挑戦しようとクラブマンシリーズで実績を積んだアマチュアドライバーなどが多数参戦している。今や国内で最もレベルの高いワンメイクレースとして、モータースポーツ好きの間では注目を浴びている。このレースで実力を証明することでスーパーGTやスーパー耐久などへステップアップを実現したドライバーも多数いる。

2021年にTOYOTA 86とSUBARU BRZが新型車両を発表したことで、2022年より本レースは「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」と大会名称を変更して、市販車をレース仕様に変更した86 Cup Car BasicまたはBRZ Cup Car Basicでの参戦とレギュレーションも更新された。

2019年より本レースに参戦するRECARO RACING TEAMも、昨年2021年までの3台体制から、今年2022年はさらに1台増やして4台体制で参戦する。2021年よりメンテナンスサポートの契約を締結している富士スバル(本社 群馬県前橋市)からテスト専用車両を含めた5台のBRZ Cup Car Basicを購入し、2022年7月の開幕戦(富士スピードウェイ)に向けた準備を開始している。

新型に変わり、2LエンジンのFA20型から2.4LエンジンのFA24型に変更。最大トルクもZC6型の212N・mからZD8型では250 N・mまで上がっている。ボディ剛性も高まり、コーナリング時の回頭性も格段にアップグレードされている。新型BRZをドライブする限り、前型よりもさらにスポーツカーとしての質を高め、燃焼系・駆動系のいずれも熟成され、走行安定性が驚くほど進化している。

2022年より始まる「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」のプロフェッショナルシリーズでは、車両規定も大幅に変更され、サスペンションやマフラーの変更が可能になった。ワンメイクレースではあるが、参戦するチームに選択の幅が広がった。使用するタイヤは、既に超ハイグリップタイヤが使用されている。プロドライバーが戦うスプリントレースとして充実度は増した。あとはチームとして強くなるだけだ。

2022年夏、「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」は開幕を迎える。





SUBARU BRZ Cup Car Basic
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