RECAROのフルバケットシートと言えばSP-Gと語り継がれた歴史から、日本国内市場向けに専用開発されたRS-Gが誕生したのはおよそ20年前。

RS-Gの最大の特徴は、日本国内のさまざまな車種に適合するよう全体のフォルムがコンパクトに設計された点とシート全体がベースフレームの中に落とし込める設計とすることでSP-Gよりもローポジ化を実現した点であった。またナンバー付きレースが存在する日本国内においては、サーキットユースとストリートユースの両立という意味でもRS-Gはフルバケットシートの新たなカルチャーを創造した。故にレーシングスーツに最適なカムイ生地以外にも、通気性に優れたメッシュ生地や上質な風合いをもつアルカンターラやレザーなどがバリエーションにもラインアップされていた。フルバケットシートがサーキット走行のためのものだけではなく、クルマの運転を楽しむ日常のアイテムとして進化するに至った。

そのRS-Gが、さらなるストリートユースのユーティリティ性能を高めて “RSS” へと進化。サーキットユースを追究したPRO RACER RMSと双璧を成すストリートユースを重視したRSS。RECARO RSSは、多様化が加速するさまざまな車種とお客様の嗜好へ提案する新たなフルバケットシートのスタンダードである。

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