Motorsport
2019年のRECARO RACING TEAM発足からチームの成長を支えているのが、ドライバー佐々木孝太選手。
長い歴史をもつRECAROにおいて、スポンサードではなく、ワークスとしてのチームを発足したのは世界初。佐々木選手は、そのチームから参戦するドライバーであることを名誉に感じ、何としても良い結果を出したいという強い思いで戦い続けている。
チーム1年目。レース経験者のスタッフがいたものの、チームとしては日々成長していく過程。佐々木選手に対してレースで勝利を掴み取るまでの十分な準備をチームとして用意することは非常に難しかった。それでも佐々木選手は、常に前を向き、いつか必ず結果を出すとチームを鼓舞し続けた。実際、佐々木選手ほどロガーデータと車載映像を見ながら自身のドライビング技術とマシンの動きを研究し続けるドライバーを見たことがない。練習走行であっても、レースであっても、走り終えるとすぐにマシンからデータを抜き取り、ひとりPCの画面を見続ける。
佐々木選手は、年齢も経験もベテランの域に達する。若手ドライバーではない。それでももっと速く走りたい。もっとうまくなりたい。チームのみんなと良い結果を出したいという気持ちは誰よりも強い。
チーム2年目。チームの体制が大きく変わっても佐々木選手は、このチームでレースに参戦し続けることを選択。チーム3年目も体制は大きく変わった。佐々木選手のチーム内での存在感はより大きくなった。佐々木選手の強い想いがチーム内でのコミュニケーションを活性化させた。豊富なレース経験をもち、誰よりもこのレースを知るプロドライバーのひとりであるにもかかわらず、立場や役割を気にすることなく、レースで良い結果を出すためにと、チームスタッフと自由に意見を言い合える関係を作り続ける。
RECARO RACING TEAMは、佐々木選手を中心に成長している。佐々木選手とともに次の1勝を掴み取る。