Motorsport
2019年、RECARO JAPANがRECARO RACING TEAMを発足。TOYOTA GAZOO 86/BRZ Raceプロフェッショナルシリーズへの挑戦が始まった。
1年目は、過去に参戦経験をもつ906号車トヨタ86の佐々木孝太選手とラリーから異色の参戦となった973号車スバルBRZの新井大輝選手という2名体制でスタート。
タイヤは共にダンロップ。
翌年、このレースで優勝経験もあるスバルの現役ワークスドライバー井口卓人選手が988号車スバルBRZブリヂストンでチームへ加入。さらにあらゆる日本のトップカテゴリーで豊富なレース実績をもつベテランドライバーの田中哲也選手も同時に加入。2年目のチームは、佐々木選手、井口選手、そして田中選手の3名体制で挑戦が始まった。
十勝スピードウェイで開催された第4戦では、井口選手が同じスバルBRZで参戦する久保凛太郎選手との接戦を制し、チーム待望の初優勝を成し遂げる。しかし、チームがこのレースでスポットライトを浴びたのはこの1戦のみ。それまでも、そしてその後も、このレースで豊富な経験をもつ他のチーム&ドライバーや、フォーミュラやスーパーGT500で活躍する現役若手ドライバーがひしめく、国内でも最も難しいと言われるワンメイクレースの高い壁にもがき苦しむことになる。
チーム体制を刷新して臨んだ3年目、発足当時から共に戦ってきた佐々木選手、加入1年目で公約どおりの1勝をもぎ取った井口選手に加え、フォーミュラやスーパーGT500で日本レース界の頂点を極めた元ホンダワークスドライバーの小暮卓史選手がチームに加入。909号車スバルBRZダンロップに乗り、菅生での第4大会にてデビューを果たした。
RECARO RACING TEAM 第3章の幕が開く。
厳しい戦いと結果が続くも、このレースを通じてたくさんの人に出会い、そして支えられながらモータースポーツの多くを学んだチームは、ようやくチームの目指すべき方向性を見出す。
チームのため、ドライバーのため、そして自分自身のために、それぞれがやるべきことをやりながらレースに挑む。
もっと強くなりたい。
このチームで勝ちたい。
RECARO RACING TEAMのモータースポーツへの挑戦は続く。