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自動車業界においても多く使用されている素材のカーボン。正確には炭素繊維強化プラスチック(CFRP)と呼ばれ、樹脂に炭素繊維を組み合わせた複合素材。

製造方法によってドライカーボンとウェットカーボンに分別される。ドライカーボンとは、炭素繊維に熱硬化性樹脂を染み込ませ、製品に成型した状態でオートクレーブという名の特別な設備の中に入れる。設備の中を真空状態にして、じっくり時間を掛けて成型した炭素繊維と熱硬化性樹脂を加熱する。余分な樹脂を飛ばして樹脂を硬化させている。オートクレーブを使用すると真空状態で成型した複合素材へ均一に圧を掛けられることから、強くて軽いCFRPの良さを活かした高品質な製品を作ることができる。

樹脂の量が多すぎれば、重くなるうえ、ただ硬いだけのものとなり炭素繊維の強くてしなやかな素材の良さが失われる。一方で樹脂の量が少なければ、十分な強度・剛性が得られなくなる。繊維と一緒に硬化する樹脂の量が重要で、かつ成型した製品全体が均一の強度・剛性となるようにしなければならない。とても高度な技術が要求される。カーボン製品であっても、強くない、しなやかさに欠ける、軽くないとすれば、それはCFRPの加工技術の差である。RECAROのPRO RACER SP-A、RMS、そしてSP-Xに使用されるカーボンは、すべてオートクレーブ製法によるもの。

CFRPを採用する製品であっても、スマートフォンのケースのようにサイズが小さいものや一部の自動車部品にもある平面のものであれば、それほど難しい技術ではない。難しいのは、RECAROシートのようにサイズが大きく、3次元の複雑な形状をしているもの。加えてRECAROの厳しい品質基準をクリアしている。ゆえにCFRPを採用するRECAROのシートはどれも高価なもの。

それだけの価値がある。
まさにRECAROのCFRP製品は一生もの。


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