CHANGE YOUR SEATシートが変わればクルマも変わる

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1963年のフランクフルトモーターショーで発表されたポルシェ901(のちに911へ変更)。そのポルシェ901のプロトタイプを製造していたのが現在のRECAROであった。内装のデザインもRECAROによるもの。当時、ポルシェとRECARO(当時の社名はロイター車体製造会社)の本社は隣接していて、エンジンやシャシーの設計をポルシェ。ボディと内装の設計をRECAROが担った。その時代のポルシェの内装を象徴するデザインがPEPITA(千鳥格子)であった。フロントシートもリアシートもこのPEPITAが採用されていた。

RECAROも自社ブランドのスポーツシートなどに採用していたPEPITA。古くは紀元前に遡るとまで言われているが、千鳥が飛ぶ姿に似ていることから千鳥格子と呼ばれるようになったこのデザインはスコットランドのツイード模様が起源とも言われている。

昔ながらの織物生地がゆえに低生産性と高コストの影響でしばらくラインアップから消えていた。それとなく似たものというのは、世の中にも残っていたが、当時の風合いそのままに「本物」のPEPITAを復活させるのには長い年月を要した。そして2023年10月、RECAROオリジナルのPEPITAが復活した。ベースモデルはLX-VS。RECAROのコンフォートシートシリーズのモデルLX-VSもPEPITAに合わせて復活した。

RECARO CLASSIC LX  PEPITA。ブラックレザーとPEPITAの組み合わせで高級感あふれる仕上がり。ポルシェ、フォルクスワーゲン、BMWなどの旧車におすすめ。あるいは現代モデルにネオ・クラシック的なコーディネートでスタイルアップするのも良い。

販売数量700脚の限定モデル。ひょっとするとRECAROオリジナルのPEPITAを手にすることができるのは、これが最後になってしまうかもしれない。詳しくは、RECAROの正規取扱販売店まで。
※2023年10月20日発売開始(予定)


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