RECAROが生み出したロゴが繰り返されるデザインのRECAROストライプ。かつてこのRECAROストライプをあらゆるモデルに採用して、RECAROシートのアイコニックなデザインとして広く認知された時代があった。生産終了から10年以上が経過。RECAROの長い歴史で言えばわずか10年。

それでも世間では、このRECAROストライプをそのままコピーし、まるで自ら生み出したデザインのように見せているシートメーカーが存在する。デザインはデザインでしかない。コピーをすることができる。RECAROストライプを知らない人は、デザインを真似たシートメーカーのオリジナルデザインとさえ認識する。しかし、マネできないものがある。そのデザインに込められた想い。そのデザインが意味するもの。ロゴ、そしてブランドの本質は、お客様へ約束する価値。RECAROというブランドに憧れを持ち、RECAROというブランドを選択してくれるお客様へ、そのブランドが、ロゴが約束するものは何か。RECAROストライプは、そのデザインと共に、今なお受け継がれるRECAROの確かなDNAを約束した。クルマの運転を安全かつ快適なものへと導くシートの性能。目に見えない着座性能を約束した。大切なものは、ロゴが繰り返されるデザインではなく、ブランド・プロミス。ヴィトンのバッグを象徴するモノグラムと同じ。信頼の証。コピーはコピーでしかない。最も安易な手段で、本質にたどり着くことはない。

RECAROは、RECARO RACING TEAMのレースマシンとチームウェアで、当時とはまた違う形でRECAROストライプを復活させた。これはRECAROのモータースポーツ活動が、RECAROのDNAを覚醒させるものであり、また継承するものであるというメッセージである。

モータースポーツの活動を通じて、クルマの未来、シートの未来を築いていくというRECAROのブランド・プロミス。

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