RECAROが独自の全く新しいコンセプトで開発したのが、NewコンフォートスタイルのRECARO RCS。フルバケなのにフルバケではない（？）。モータースポーツの世界で採用されるリクライニング機能を持たないフルバケットシートを基本骨格に採用しているものの、座った印象はこれまでフルバケのイメージとは全く異なり、快適そのもののシートである。さらに着座性能のみならず、機能美を追求したフォルムと先進的なデザインが特徴だ。

本来フルバケとは、サーキット走行時の激しいGに対してドライバーの身体をしっかりとサポートすることができるよう、身体全体を隙間なくホールドするフォルムにデザインされているのが特徴。しかしRCSで採用しているフルバケの骨格は、運転中の身体をサポートする部分をミニマムまで削り、最もシンプルに、最も効率的に見直している。しかしながら快適性を求めるあまり、RECAROの利点でもあるホールド性能を失ってしまっているわけではない。骨盤をしっかり抑え、脇で上半身を支え、腰椎部、肩甲骨まわりの僧帽筋など、ドライビングに必要なサポート性能と究極のエルゴノミクスを追求している。

Think Simple.これがこのRCSの基本コンセプト。シート本来の正しいフォルムと優れたウレタンフォーム。さらに多くの方がストレスを感じることのない着座ポジションへの正しい調整。絶対要素を正しくパッケージ化すれば、シートはこれほどシンプルで良いと実感できるモデル。これぞまさにRECAROにしかない価値。

さらにRCSは、今後益々EV車が普及していく自動車社会において、未来のシートを想起させるモデルであり、シートの本質、RECAROの本質を感じていただけるモデル。

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