CHANGE YOUR SEATシートが変わればクルマも変わる

Carlife

フォルクスワーゲンのザ・ビートルにコンフォートシートのRCSを装着してみた(私有地での撮影のため運転席と助手席に装着)。

2019年に生産終了しているクルマであるが、ビートルはドイツの戦後復興を象徴するクルマとも言われ、四輪自動車としては世界最多の累計生産台数を記録した歴史に残る名車。ゆえに中古車市場でも人気が高い。純正シートは、デザインも座り心地も至って普通。
本来、ビートルは、フェルディナンド・ポルシェがヒトラーのもと安価で高性能な小型大衆車として開発した車両。ハンドルを握れば、1.2Lや1.4Lのエンジンにも拘らず、ストレスの一切ない素晴らしいクルマです。だからこそシートが普通であることが惜しい。

RECAROのRCSは、フルバケットシートの骨格を採用するも、スポーツシートのようなタイトなホールド感はなく、ゆったりと解放的に座れるコンフォートシート。人間の身体をトレースしたようにフィットする。RCS専用に開発された薄型のウレタンフォームは、クルマの挙動をダイレクトに伝えながら、しっかりと路面からの振動を吸収して身体に掛かる負担を軽減する。
ザ・ビートルの滑らかな走りが身体に伝わりとても心地よい。純正シートだとそこがどうしてもボヤけてしまう。クルマの本来の良さが伝わりにくい。

運転することがとても楽しくなる。
これはRECAROシートの大きな特徴でもある。良いクルマであればあるほど、RECAROシートに変えることでクルマの良さを感じることができる。最近では、昔に比べればクルマも道路もかなり良くなっている。長距離・長時間運転しても疲れにくくなっている。一方で、運転することが楽しいかという点では疑問が残る。シートが良くない。

クルマの良さを体感できるシートであればいい。RECAROとはそういうシート。
もっとクルマが好きになるシート。


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