Carlife
Yaris CrossにRECAROのコンフォートモデル"LX-F"を装着。
RECAROのLX-F。最初のモデルは、スポーツシートの代名詞SRモデルのフラットタイプシートクッションがベースであった。いわゆるスポーツシートの延長線上であった。RECAROシートの特徴をそのホールド性能から感じるフィット感と表現する人も多い。純正シートに比べると張り出したバックレストとシートクッションのサポートからホールド性能が高いからである。そのため、たとえそれがコンフォート系のモデルであってもRECAROシートのトラディショナルなホールド感は重要であった。コンフォートモデルのLX-FにSRにラインアップされていたフラットタイプのシートクッションが採用されていたのはそれが理由であった。
しかしRECAROシートの優れた性能は、ホールド性能ではなく、運転中の身体に掛かる負担を軽減する快適性能である。モータースポーツでも、スポーツドライビングでも、ロングドライブでも、日常的な運転でも、「疲労軽減」というのがRECAROシートを使用する最大のメリットである。表面的なホールド性能であれば、張り出したフォルムがある一定の役割を果たすため、RECARO以外の他メーカーでも真似はできる。ただそれは真似であって、本質を求めた結果ではない。RECAROのホールド性能は、運転中の身体を正しい着座姿勢で保持する目的のひとつにすぎない。身体を正しい姿勢で保持するには、人間の身体を人間工学的に正しく支えるフォルム、型くずれしない高品質なウレタンフォーム、そしてモノコック形状の精密なストラクチャーなど、さまざまな要素が求められる。ホールド性能は、クルマの動きや路面からの衝撃に身体の動きをサポートする機能である。
RECAROシートを使用する多くの方が、RECAROの良さは「疲れない」にあると言う。きっかけは、RECAROというブランドへの信頼性、デザイン的な魅力、唯一無の選択肢などからであったとしても、実際に使用して、使い続ける理由は「疲れない」に尽きる。
あらゆる車種が存在する今。軽自動車や2BOX、ミニバンやSUVなど。長距離・長時間運転するのはすべてに共通している。シートの快適さはとても重要である。クルマの運転が疲れるという人。クルマに問題があるわけではない。運転する人の身体が理由でもない。運転する人の身体。クルマ。そしてシート。この3つのバランスが最適かどうか。そこを見直すことで改善できることもある。自分の身体。大好きなクルマ。まずは最適なシートを選択することから始めてみてはどうか。
LX-Fのセカンドジェネレーションは、シートクッションが改良された。スポーツシートSRモデルのフラットタイプシートクッションではなく、コンフォートモデルとしてミニバン、SUV、セダンなどのクルマに最適な着座性能として開発された。LX-FのシートクッションをSR-7Fにも採用した。日々の運転も、ロングドライブでも、正しい姿勢で運転をサポートし、身体に掛かる負担を軽減するよう設計されている。
Yaris CrossにLX-F。がんばった自分へのご褒美だ。