CHANGE YOUR SEATシートが変わればクルマも変わる

RECARO

ロンドン、パリ、アムステルダム、ミラノ、ローマ、バルセロナ。欧州であればどの街も同じということはない。ひとつとして同じ街はない。欧州に限らず、アメリカも中国も、オーストラリアといった広大な国々も、街ひとつひとつに固有の歴史と文化、独特の生活スタイルが存在する。

国民の7人に1人は自動車産業で働くと言われるドイツ。RECAROは、この国で誕生しました。フランクフルトの街を歩き、ライン川のほとりで過ごす人々を眺め、シュトゥットガルトまでクルマを走らせる。ポルシェ、BMW、メルセデス、アウディ、フォルクス・ワーゲン。ドイツ車に共通する何か歴史的あるいは文化的背景を感じる。クルマを見れば人々の生活スタイルが想像できるし、またその逆もしかり。道路、街並、気候、生活スタイルがクルマづくりに大きく影響していると言われる。ヨーロッパ第5位の面積をもつ国ドイツ。その30%が森林で、30%が耕地。人々が住む住宅や生活のための道路はおよそ12%と言われている。南北に広い国のため、海に面する低地の北部とドイツ語で「黒い森」を意味するシュヴァルツヴァルトの標高1000メートルを超える広大な森林やアルプス山脈に面する南部。さらに南西にフランス。東にはチェコやポーランドなどに隣接するなど、かつての西欧諸国と東欧諸国の境界国。両方の文化が融合する大国である。そうさまざな文化的価値によって培われた深い歴史と思想が存在している。自動車産業はもちろんのこと、医学あるいは政治経済学などにおいても、この日本はドイツの思想と文化を多く取り入れている。

日本と同じように四季がある。やや冬が長い印象である。個人的な印象では、ドイツ国民は、夏、天気の良い日をとても大事にしている。夏のライン川のほとりは、毎日がお祭りのように賑わっている。川岸に並ぶ屋台。レストラン。船上にもレストラン。日光浴を楽しむ人々。一方で、歴史的なものや文化的なものを辿っていくと「質実剛健」。ありきたりもドイツのイメージはその4文字。何か愚直で。合理的で。とても強固で。民族的なつながりの強さを感じる。大きな都市部を歩くと、日本人にとっては憧れの自動車ブランドが並んでいる。ポルシェ、メルセデス、BMW、アウディなど。平日は割と通勤利用のコンパクトなクルマ。週末はちょっとした高級セダン。と見える景色が大きく変わる。郊外へいくと、自国の自動車メーカーだけではなく、海外の自動車メーカーもたくさん見るようになる。日本車や韓国のクルマもけして少なくない。東西南北、都心部と郊外。平日と週末。それぞれにあったクルマがある。偏見もあるが、だからドイツは合理的主義の根付いた国だと感心する。RECAROもその例外ではない。ただひたすら愚直にクルマがどうあるべきか。クルマのシートがどうあるべきか。創業から100年。ただそれだけと真摯に向き合い、本質を求め続けてきた。今もそれは変わらない。この先も変わらない。その姿勢と情熱が、RECAROのDNAです。たかがシート。されどシート。

変わらない。進化するRECARO。RECAROがRECAROたる由縁。ドイツという国で生まれたRECAROというブランド。RECAROというブランドの名のもとに約束するBrand Promise。RECAROにしかない価値をこの先も変わることなく、時代を超え、国境を超え、多くの方々に支えられながら大切に継承していく。


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