CHANGE YOUR SEATシートが変わればクルマも変わる

Carlife

最も伝える力をもつ注目の女性ドライバー。それが塚本奈々美選手。若い頃、たまたま目にしたレーシングカートに衝撃を受け、2007年に女子カート部(JKB)を自ら結成。そこから本格的にレーシングドライバーとしての道を歩き出した。D1レディースリーグや86/BRZレース、ポルシェカレラカップへ参戦するなど、確実にモータースポーツ界での活動の場を広げている。また頭文字Dのオフィシャルアンバサダーとなったことでよりメディアからも注目される存在となった。一見、華やかに見られがちな塚本選手も、走ることに対して誰よりも純粋かつ真剣な姿勢を貫いている。「まだまだ学ぶことが多すぎて毎日でも走りたい。走るたびに感じるものがあり、もっとこうできるんじゃないか、こうすれば良くなるの繰り返し。もっともっと速くなりたい。上手くなりたい」という。

塚本選手は、モータースポーツをはじめた当初からシートに対する意識がとても高かった。「シートのポジションひとつで、ハンドルにしがみついてしまったり、視界が十分に確保できなかったり、身体にストレスを感じることが多かった。ポルシェカレラカップを走らせてもらっている時、シートにとても苦労しました。体力的にも厳しいレースの中で、何で補えば良いのかと真剣に悩んだとき、やっぱり運転する姿勢が重要だと感じました。身体に余分な負担が掛からない。余分な力を使わずスムーズに運転できる。操作しやすく、すぐに反応できる。運転に集中できる。そのためのシートポジション。でも唯一の女性。私にしかわからないシートに対するストレス。それをどう伝えて調整していくことができるか。とても悩みました。とにかくメカニックの方にお付き合いいただき、何度もシートポジションを良くするための調整を繰り返しました。それは、ドリフトでも86/BRZレースでも同じでした。

そんなときある先輩からシートはRECAROにするといいよとアドバイスをいただきました。自分のレベルを考えた時、まだRECAROのような一流のブランドを身につけるのはどうかという迷いもありましたが、一流のものであればより安心して運転に集中できるのではと思い、RECAROシートを選ぶことにしました」と語る塚本選手。

2015年から86/BRZレースでRECAROシートを使い始め、2016年からD1レースにも使用。共にSP-GTIIをベースに着座面のパッド形状を塚本選手のドライビングポジションとドライビングスタイルに合うよう調整。それまで苦労することの多かった自身オリジナルのシートポジションをRECAROと共に作り上げた。「運転は立ってできない。必ず座って運転します。だからシートがとても重要。シートひとつで集中力も疲れ具合も変わります。タイムを伸ばそうとするなら良いシートを選択すべきだと思います。

今はRECAROシートにとても満足しています」と塚本選手。

(2018年 RECARO Brand Bookより)


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