Carlife
2023年3月、トヨタ自動車がコンパクトSUVの「C-HR」の国内生産終了(2023年7月)を発表した。発売以来、利便性の高いパッケージサイズとアクティブなデザインからそれ相応の人気を集めたが、同じトヨタ車からラインアップされている他のコンパクトSUVによって、販売台数が分散されてしまったというのが現状だ。わずか6年、フルモデルチェンジを迎えることなく、国内からは姿を消すことになる。もともとC-HRは、海外での販売が8割と偏っていたことから、海外では次世代モデルの開発および販売が継続されるようだ。
さまざまな自動車メーカーでコンパクトSUVはラインアップされている。車高が高く視認性が良い。運転しやすい。デザイン的にも個性を主張しやすい。室内パッケージの広さや収納などの利便性は、むしろ軽自動車の方が良いかもしれない。ゆえに丁度良いサイズ感だけではなく、そのお洒落なイメージ、アクティブなイメージが好まれているのではないか。
ホンダのヴェゼル、トヨタのライズ、ヤリスクロス、スズキのジムニーシエラ、クロスビーやイグニス、日産キックス、マツダCX-3など、コンパクトSUVの選択肢は非常に多い。
パッケージの良さとリーズナブルな価格にマッチする走りの気持ちよさ、軽快かつアクティブなジャンルだけに、自分だけのカスタマイズもおすすめである。エクステリアは、純正パーツもそれなりに選択できる。ホイールやマフラーも良い。最後は、やっぱりシートではないか?シートは、室内空間の印象を大きく左右する。デザイン的にも、気持ちの面でも大きく変わる。何より乗り心地・座り心地が良くなれば、クルマの印象もがらっと変わる。便利なクルマは利用頻度も多く、つい遠くまで行くことも増えるであろう。もしそうだとしたら、シートの良し悪しはとても重要である。
RECAROも昔に比べれば、コンパクトSUVへの対応もかなり多くなっている。RECARO純正ベースフレームのラインアップも豊富である。マッチングもSUVに適したモデル、着座位置をかなり真剣に狙っている。けしてスポーツシート向けに開発されたシートをSUVに無理やり取り付けているものでは全くない。SR-7FやLX-F、伝統的なERGOMED-MVなど、むしろSUV車両を狙った性能を追求している。
クルマへのこだわり。まずはシートから。最後の最後はシート。