CHANGE YOUR SEATシートが変わればクルマも変わる

Carlife

FIAT500にRECARO。FIAT500の歴史は、1936年に発表された超小型車に遡る。ハツカネズミを意味する“トポリーノ”の愛称で呼ばれたが、この愛称は、その小柄なボディと小さなエンジンで機敏に走り回るさま、そして丸みのあるボンネット脇のやや高めの位置に外付けされたヘッドライトなど愛嬌ある外観から名付けられたものであると言われている。より多くの人に愛されるクルマを目指し、小型ボディとリーズナブルな価格帯が狙いではあったが、クルマとしての高度な技術が採用されていたことも高く評価されていたという。

最近、このFIAT500をベースにチューンアップされたアバルト595のカスタマイズが人気となっている。さまざまな部品メーカーがアフターパーツの販売を広げている。RECAROのシートを装着するオーナーもかなり増えている。コンパクトなスタイリングにスポーティな走りが魅力とあって、RECAROの幅広いラインアップからストリートユースにも最適なフルバケタイプのRS-Gを好むオーナーが圧倒的に多い。中には、RECAROスポーツシートの超ハイグレードなRECARO SP-X Avant(レザーモデルの定価は税込で895,400円)を運転席と助手席に左右揃えて装着するオーナーもいる。FIAT500やアバルト595は、男性にも女性にも人気があり、個性的なお洒落なライフスタイルを演出するアイコン的なクルマとなっている。FIAT500の場合、1.2Lベーシックモデルの車両本体価格が250万円ほど。アバルト595の車両本体価格が320万円ほど(※生産終了により新車は購入できない)。後継モデルとして2022年7月から販売開始となったアバルトF595の車両本体価格が422万円。さらに上のモデルや限定車などを含めると500万円を超えるものもある。なかなかお洒落というキーワードだけで購入できる価格帯ではなくなったと言ってもいい。

それだけにアバルト595やアバルトF595などを所有するオーナーには、さまざまなアフターパーツでカスタマイズを楽しむ方が多いのも納得できる。しかし愛車のスタイルアップやチューニングは、けしてアバルトモデルだけのものではない。FIAT500をベースにお洒落を追求するのも最高に楽しい。FIAT500がベースモデルになっているという点では、FIAT500もアバルトも同じ。むしろ走りも兼ね備えたアバルトよりもお洒落を楽しむオーナーはFIAT500を選択する。ということでFIAT500にRECAROのRCSを装着してみた(写真はあくまでイメージということで撮影時のみ運転席と助手席の両方に使用)。RECAROのRCSは、FRPの超薄型フォルムをベースとしているため、コンパクトなFIAT500の車内空間を驚くほど広くする。圧迫感が一切なく、開放的な室内へのアップグレードは、やみつきになる。お洒落度も一気に高まる。スタイリッシュでスポーティなフォルムにも関わらず、座った印象は驚くほど快適性を追求している。RECAROが RCSに付けたキャッチコピーは「New Style Comfort(ニュースタイルコンフォート)」である。その言葉どおりさりげなく、でもしっかり身体を絶妙なフィーリングで身体が包み込まれるように感じる。長距離・長時間の運転でも全く疲れない。それでいてスポーティでお洒落だ。コンパクトで、スタイリッシュで、きびきびした走りを楽しむことができるFIAT500には最高のパートナーである。純正シートも十分個性的で全体的なデザインはまとまっているが、より個性的な愛車づくりのアイテムとしてはおすすめだ。FIAT500 x RECARO RCS。クルマが愛車に変わるアイテムだ。

こちらのYouTube動画もご参考に  (https://youtu.be/4L0e6RhsoCg)


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